(1) 放射性物質と真菌の関係
放射線とがんの関係は、広島と長崎で被爆国となった日本では、統計的にその因果関係は立証されている。その研究データは、1986年のチェルノブイリの原発事故による放射線汚染でさらに研究がすすめられた。
2011年の日本で起きた福島の原発事故は、チェルノブイリをはるかに超える放射線汚染を引きおこしたが、日本政府は、従来の放射線の安全基準をはるかに引き上げて、東北の人々を高線量の放射線の中で生活をさせている。チェルノブイリの時よりも早いペースで発症する子供たちの甲状腺がんにもさして驚かず医師たちは平静を保っている。
むしろ、高血圧、動脈硬化、心疾患、脳疾患等による死亡率が上がっているが、これらは、生活習慣病という範疇で、ストレスが原因ということで放射線との因果関係は追及されていない。
しかし、がんが真菌感染症であると考えると、政府の対応も理解できるのである。深在性真菌症は、ムーコルなどの接合菌のように急激に増殖する真菌以外は、増殖のスピードは遅い。体調は悪くなるが即死につながるような症例は出ない。
つまり、従来がんを診断されていたケースで、抗がん剤を投与しない分だけ生存期間が延びるといくわけだ。政府は、従来のがん検診で発見される腫瘍を良性と判断し抗がん剤の投与を止めて、真菌感染症の薬を多用するつもりであろう。
しかし、放射能の内部被爆と真菌症は関係がない。そうではなくて、放射性物質の電磁波により、ミトコンドリアを覆っている単細胞の細胞膜が破れて死細胞となる。真菌も波長が合えば細胞膜は破れる。
この場合、多細胞や真菌は死細胞となり組織塊を形成するが、これは、酸化還元反応が停止した細胞であり、真菌症のような症状はおきない。
従って対処の方法が異なってくるのである。従来のがん治療はいうまでもなく、真菌症の治療方法も効果はない。
(2) 放射能による腫瘍は良性である
放射性物質が体内に入ると、ベータ線やアルファ線などの電磁波を出す。この電磁波を受けると、電磁波の波長にミトコンドリアが共振することでミトコンドリアを包む細胞膜が破れて細胞死となる。
放射性物質の回りには死んだ細胞が集まり組織塊、つまり腫瘍が形成される。がんは真菌の死細胞の組織塊であるのに対して、正常な単細胞の死がの腫瘍は、いわゆる良性の腫瘍である。
放射性物質が出す電磁波で、腫瘍の成長は早い。現代医学は、この腫瘍を悪性と判断する。つまりがんと所見してしまう。
ミトコンドリアの減少で解糖能力が低下し、体内の電子の数が増えて、タンパク質の酸化反応が若干強くなり微熱が出る。そして、死んだ単細胞が体内の酵母で排泄されるために下痢の症状が続く。また、血中の単細胞の死は、酸化反応が強くなるので赤血球の数が増えて、鼻血が出たりするようになる。いわゆる放射線障害である。
倦怠感は強いが、すぐに重篤な状態になることはない。しかし、血中の死んだ単細胞の組織塊(血栓)が剥がれて、脳疾患や心疾患を引き起こす確率が高くなる。
つまり、放射能の内部被爆による健康障害は、生活習慣病といわれる脳疾患や心疾患の増加の傾向となって現れ、腫瘍の肥大化は、切除などの手術は効果があるが、無理に手術をしたり抗ガン剤などの処方をするのは死期を早めるばかりとなるだろう。
真菌感染症で増殖にスピードが早い真菌は特定されていて、その真菌以外であれば、しばらく放置してもいいだろう。
体内に放射性物質は入り込んでしまった場合、この放射性物質をいかに体外に排出するかがテーマとなる。腫瘍を取り除くのではなく、その腫瘍の中心にいる放射性物質を体外に排出することが重要となる。
それには、従来のがんに対する先入観をリセットして、ミトコンドリアが死んだ単細胞の組織塊が良性腫瘍で、真菌などの死んだ組織塊が悪性腫瘍ということを前提としなければならない。
(3) 真菌を体外に排出する麹菌
長崎に原爆が投下されたとき、爆心地から、ほんの1.8kmの場所で、その建物の中にいた全員がひどく被曝したのにも関わらず、彼らに、その後、その被曝による原爆症が出ず、命が奇跡的に助かったという事実がある。
「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」と食事療法を受けた人々が、被爆の後遺症が出なかったという話だ。医師の名前は秋月辰一郎氏。
この話は、医学的に説明されてこなかったが、この話を知っている人で、福島第一原発原発事故以来、毎日味噌を摂取している人は、私以外にも多いいのではないだろうか。
私が味噌を摂取するのは、体内に入った放射性物質を体外に排泄すると聞いたからである。
しかし、こうしてがんと真菌の関係を調べていて、味噌の麹菌が体内の放射性物質を吸収して体外に排泄すると考えることは合理的であろう。