(1) 五次元はフォントによる意識の空間
線で構成される2次元の世界、縦の空間が加わる3次元の世界、時間軸が加わる4次元の世界では、ばらばらになったフォントの配列は意味をなしませんが、素粒子レベルで見る五次元の世界では、座標軸上で、フォトンは、時間と空間に縛られずに移動できます。これが、五次元の世界です。
五次元の世界は、コンピュータの磁気ディスクと同じで、情報は区切られたクラスタにセクタとして順番に並んでいきますが、書き込みと削除を繰り返し行うと、ディスク内でのファイルの配置が不連続になり、空きスペースが細分化され、どの空きスペースにも入りきらないファイルが増え、ファイルを分割して2つ以上の空き領域に分けてしていきます。
磁気ディスクのように情報が分断されても、コンピュータのように、指定した情報が取り出せるように、宇宙空間のフォントの記憶も、五次元の世界では、座標軸を指定することで、時間と空間に縛られずに空間を再現することができます。
(2) フォントの量子もつれは、五次元の世界を意味しています
- 一次元の世界 点で構成される世界
- 二次元の世界 点と線で構成される空間
- 三次元の世界、点と線と縦で構成される空間
- 四次元の世界 点と線と縦と時間軸で構成される空間
- 五次元の世界 点と線と縦と時間軸で構成される空間がセクタで分割された空間
(3) リサ・ランドール博士の神学的な物理理論
五次元というのは、宇宙の記憶媒体であるフォントとは、磁気ディスクに書き込まれた情報をコンピュータで操作するように、意識という電磁的な集合体によって自在に離散集合することができる空間です。
一次元の世界から四次元の世界まで、点と線で結ばれた物質の世界は、フォントという記憶媒体でばらばらにされた状態が五次元の世界であり、この意味で、一次元の世界から数字的につながりがあります。
宇宙は論理的につながっていなければならず、理論物理学者リサ・ランドール博士のように、上手く隠された空間などで表現するようなものではありません。まして、空間の余剰次元はおそらく無限大であるという論理は、まさに神学論的といわざるを得ません。
彼女は、核分裂実験の過程で偶然、一部の素粒子が突然消失するのを発見し、この論理に行き着いたとしているが、この素粒子は消失したのではなく、移動したのであり「量子もつれ」という現象による移動したと考えるべきです。