核融合とは水素爆鳴気の連鎖である


(1) 核融合とは水素爆鳴気の連鎖である

化合物とは、2種類以上の元素が化学結合で結びついた物質ことで、化合物は加熱することで化学結合が緩み、固体から液体として気体へと相転移する。液相から気相への転換した状態の化合物を臨界状態といい、その転換点を臨界点という。

これに対して、原子炉などで、原子核分裂の連鎖反応が一定の割合で継続している状態の臨界は別の概念として扱っている。しかし、そもそも核分裂という化学反応の原理は誰も説明できない。

水は374℃で臨界状態になり酸水素ガスとなる。そして、570℃で発火し瞬時に水に戻る。これを爆縮反応といい、水の温度と発火点の温度を差し引いた熱が残る。

水の温度は沸点以下であるから、残存の温度は500℃以上で、水の臨界点を超えているから水は瞬時に膨張して酸水素ガスになる。この瞬時に膨張する反応が爆発であり、水が酸水素ガスに瞬時に変化する反応が水蒸気爆発である。

水が瞬時に酸水素ガスにかわる爆発反応で圧力が上昇しさらに温度が上昇する。圧力が漏れない環境の中では、この爆縮と爆発のサイクルは加速されて温度も圧力も上昇していく。

この爆縮と爆発が拡大していく連鎖反応は、現代科学のいう核融合である。つまり、核分裂など存在しないのである。

原子核融合は、軽い核種同士が融合してより重い核種になる反応とされ、その結果大きなエネルギーを放出するという。

核融合は、現代科学の核分裂反応を重水素やトリチウムの核融合反応を誘発し莫大なエネルギーを放出させると水素爆弾でその存在を証明したというが、放出する膨大な熱量は、水と酸水素ガスの爆縮と爆発の連鎖による熱量の上昇と考えた方が合理的ではないだろうか。

つまり、核分裂という物理的反応は存在しないのであり、分裂ではなく、爆縮と爆発の連鎖とそこで起きる熱量の上昇という現象、つまり、現代科学の「水素爆鳴気」の論理を発展させれば済んでしまう。

(2) 核兵器は水蒸気爆発を利用した兵器

① ウランは核分裂などしない。
② 中性子は存在しない

ウランは、反粉末を空気中に放置すると、空気中の酸素によって発火する。

燃焼とは、水素爆鳴気の連鎖であるから、この現象は、ウランが酸化することで空気中の水粒子が分解され水素に分解され、酸化ウランと水素が静電気に反応して、酸水素ガスになる現象である。(燃焼とは爆縮と爆発の連鎖のこと)

ウランは、酸化しやすい一方、水素を取り込む水素吸蔵合金の性質をもっている。

ウラン単体を水に投入すると、ウランは水から酸素を奪って、水素ガスが発生する。
これは、空気中の水蒸気が、ウランの酸化で水素が取り残されるからである。この現象は、空気中の水蒸気でも起きる。

1 つまり、ウランは酸化で酸素を取り入れて、水素吸蔵反応で水素を取り込む。
2 取りこまれた水素は酸化ウランと化学反応してウランと水に戻り空気中に放出される。
3 ウランが酸化するときに空気中の水蒸気の熱を吸収する。1と2の連鎖による蓄熱(ヒートポンプ)でウランの温度が上昇する。

U + H2O → UO + H2 → U + H2O

(3) 原子爆弾の仕組み

以上を踏まえて、原子爆弾の仕組みを説明する。

① ウランは酸化する時に、空気中の水の熱を吸収し蓄熱(ヒートポンプ)する。ウランの熱量が374℃を超えて水が酸水素ガスに気相転換し、570℃で発火点を超えたときに、水蒸気爆発が起きる。
② 水蒸気爆発と平行して、ウランの酸化反応と水素吸蔵反応の連鎖は、水蒸気爆発の圧力と比例して上がる温度を吸収しながら、ウランの沸点3745 ℃まで繰り返される。
③ これによって、水蒸気爆発をはるかに上回るエネルギーが放出される。

また、原子炉のウランの化学反応を制御するのに軽水を利用するのは、蓄熱の上限を抑えるためにであり、黒鉛をつかうのは、水素の供給を制御するためである。

ウラン235と238の違いは、水素吸蔵反応を有するかどうかの違いで、ウラン235は水素吸蔵反応の性質を持っている。

(4) 水素爆弾とは

水素爆弾とは、ウランやプルトニウムの酸化還元反応に対して、重水素や三重水素(トリチウム)を用いることで大量の水素を供給することで、水蒸気爆発の熱エネルギーを大きくするものである。

原理は、空気中の水蒸気は、ウランやプルトニウムの水素吸蔵反応で水素と自由電子に分解されるが、重水素や三重水素(トリチウム)は水素の放出循環の効率が上昇する。

(5) 中性子爆弾とは

中性子爆弾とは、酸化還元反応で作られる水素は同時に自由電子を放出する。

自由電子は、可視光線の範囲でその電磁波と共振し熱を派生するが、この振幅は電磁波の性質を有し、その電磁波が水蒸気爆発の音波に乗り拡散する。

酸化反応と水素吸蔵反応の連鎖で、ウランとプルトニウムの発火点の570℃を超えた時点で水蒸気爆発が起きるが、水素爆鳴気と酸化還元反応の連鎖を抑えて、自由電子を水蒸気爆発の爆風で飛ばす爆弾である。

スペクトルの波動に同調した自由電子は電磁波として周囲に飛ぶ。この電磁波は、生物に影響を及ぼす。

(6) 3F爆弾とは

3F爆弾とは水素爆弾(水爆)の外殻にウラン238を用いたもの。ウラン238は、水素吸蔵反応を持たないが、3745 °を超えて解離すると大量の自由電子を生み出す。

この自由電子を飛ばすことで、熱エネルギーによる破壊と電磁波による生物の死傷をもたらす。

2014/03/28 記
2014/03/30 追記