政治とは(2014/02/27)


政治とは、権利と利益の調整である。その権益は法律で縛られている。独裁国家や共産主義国家は権益の寡占化を規定した法治国家でり、権益の寡占化を否定し分散化を規定したのが民主主義国家であり、資本主義国家である。

政治における信条や思想は、権利と利益の調整を規定するものであり、信条や思想の声が国家の政治を方向付ける。この声を多数決で決めるのが民主主義であり、共産主義は、信条や思想に対して市民は服従関係にある。

自由とは、国家と国民との契約で守られた人権の行使をいう。この人権を基本的人権という。

基本的人権は個人の範囲で行使されるものであり、他人の基本的人権を阻害したり奪う行為は、国家によって罰せられることで、個人の自由は担保される。

権利と利益の調整が政治であるとすると、信条や思想をまとめ調整する政治家は、政治という行為が権利と利益になる。

政治の権利と利益と経済の権利と利益との均衡を保つのが資本主義であり民主主義であるから、政治以外の場、つまり経済やメディアにおいて信条や思想を寡占化させる行為は、民主主義国家においては違法行為となる。

民主主義国家では、信条や思想を政治に反映させるのは選挙だけである。
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