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ナンセンスなブタ世代の考える憲法論議
日時: 2004/05/21 12:57
名前: hashimoto

 自民党は、「現憲法に国民の義務規定が少なく、自由や権利ばかり主張する風潮をつくった」として、憲法改正草案に、4権利3義務を新たに明記したという。

  四つの権利は、
(1)情報開示請求権
(2)犯罪被害者の権利
(3)環境権
(4)プライバシー権。

  三つの義務は、
(1)非常事態における国への協力義務
(2)家族相互扶助の義務
(3)環境を守る義務。

 現行の憲法が、自由や権利を明記するだけで、義務規定が少ないというのは事実だが、自由とは責任と、権利とは義務と相関関係にあるという基本を考えずに、権利や義務を語るのは愚者のすることだ。

 戦後のGHPの家畜教育を受けたいまの大人世代は、知識を覚えるだけで論理や哲学を学ばなかった。覚えた知識を口にだすだけで、論理や哲学のない彼らの脳みそは、オウムレベルであり、無責任を叫ぶその姿は、ブタである。

 国家が与えた基本的人権を排他的に行使する権利を自由といい、他人の基本的人権を侵害したときは、責任が生じる。また、権利とは、法律によって一定の主体、特に人に賦与される資格であり、それを行使するには、国家が定めた義務を果たさなければならない。このような、自由と責任、権利と義務の、相関関係の行動規範が「憲法」であるのだ

 このように考えれば、人権を侵害する行為は犯罪であるのだから、刑事事件による犯罪の被害者は、失われた人権を法的に回復する権利を持つのは当然だ(犯罪被害者の権利)。また、国民は国から守られる権利を持つのと同時に、国民は国を守る義務が生じる(非常事態における国への協力義務)。そして、他人の生存権を侵害してはならないのだから、他人の生存権を侵害するような環境を破壊する行為はしてはならない(環境を守る権利)のは当然であろう。

 ペタペタと知識を貼り付けるようなパッチワークではあるまいし、いまの政治家たちは何を考えているのか。憲法とは何か、自由と責任、権利と義務、権力の分立等々、基本となる言葉の概念を共有し、誰でもが理解できる国家観を作るのが重要ではないのか。

 とにかく、戦後のGHQの家畜化教育を受けたいまの大人世代は、論理力が欠如していて、議論などする能力はない。また、彼らが振り回す無責任は、日本国を蝕んでいる。アメリカが与えた餌(知識)しか食べずに、自分で餌を取ったり、料理することにできない彼らは、豚舎にいるブタだ。ブタが背広をきて政治を語るなど、まるで、映画「千と千尋」の世界ではないか。

 ブタに憲法を語らせてはいけない。ブタが愛国心を語るなどお笑いだ。まして、曽野綾子のように、教育の徴兵制が必要というのならば、この家畜教育世代の大人たちを、まず、徴兵して、訓練で家畜教育を取り除くべきであろう。

 子供は、大人社会の鏡だ。家畜であるブタ社会の大人たちの背中をみて育つ子供は、おまえら大人たちそのものである。そして、彼らがブタであることを教えてあげるのは、ブタの姿を純真な眼で見れる、子供たちなのである。