劣化ウランの燃焼事故は、1991年の湾岸戦争時に、クウェートの米軍キャンプ・ ドーハでの燃焼事故があります。以下はそのレポートです。
2月22日の、三井化学(株)岩国大竹工場で発生したプラント爆発事故後、25日午後に予定していた在日米軍再編計画見直しの中間報告となる共同文書の公表を、アメリカ側は見送りました。劣化ウランの燃焼事故レポート
この爆発は、周囲に強烈な爆風をだしていて、垂直方向のベクトルに噴煙を上げる様子は、ネットでは、核爆発ではないかと書き込まれました。そして、この工場は核燃料物質使用施設でもあり、劣化ウランが保管されていました。
アメリカは、岩国大竹工場の爆発映像をみて、クウェートの米軍キャンプ・ ドーハでの燃焼事故を思い出したのでしょう。在日米軍再編計画で、米軍岩国基地に、沖縄から1500人前後を移転・常駐させることや、米軍厚木基地(神奈川県)の空母艦載機や、普天間飛行場の空中給油機の移駐も計画されていたのですが、この事故をみて、米軍岩国基地を、極東の重要拠点とすることに不安が生じたとしてもおかしくありません。
米国は、湾岸戦争やキャンプ・ ドーハでの燃焼事故で、劣化ウランの健康被害で、現地の人々だけでなく、自国の兵士が苦しんできるのを知っています。その劣化ウランが日本各地に無造作に置かれている状況を知ってどんな顔をしたのでしょうか。
実際に劣化ウランが燃焼していれば、岩国の米軍は増強ではなく撤退であり、日本各地の民間工場で劣化ウランを保有しているとなると、テロの格好のターゲットとなるのです
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茨城県 三菱マテリアル(株)那珂エネルギー開発研究所 | 4075本(ドラム缶) |
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茨城県 (株)ジェー・オー・シー東海事業所 | 8235本(ドラム缶) |
茨城県 (株)日立製作所エネルギー 環境システム研究所 | 1063本(ドラム缶) |
大阪府 三井化学(株)大阪工場 | 1889本(ドラム缶) |
埼玉県 三菱マテリアル(株)大宮総合整備センター | 40106本(ドラム缶) |
千葉県 住友化学(株)千葉工場袖ヶ浦 | 2132本(ドラム缶) |
山口 (株)三井化学(株)岩国大竹工場 | 3379本(ドラム缶) |
宮崎県 旭化成(株)延岡支社 | 8030本(ドラム缶) |